明治ハイカラ、大正ロマン、昭和レトロ
黒電話が現役で活躍し、衣紋掛けのある家で育った影響か、子供の頃より古き良きものに心動かされる私。
万年筆のインクボトルにときめき、祖父から譲り受けたカフスボタンを着けて小学校の卒業式に出席し、理想のループタイを探し続けて早十数年…。
現在の自宅はレトロ一色とはいきませんが、やはり所々に趣の感じるモノがちらばっています。
実際にはそこまで古くないモノもありますが、半纏は20年以上前に母が買ってくれたモノ。
今ほど頻繁にモノを買い換える習慣のなかった時代に生まれたモノは、経年変化を味わいつつ長く使用できるよう作られているのだと身をもって感じます。
この半纏はおばあちゃんになっても愛用するのが私の夢です。